2024年 秋冬シーズン課題曲
室内オーケストラのための協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」
(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
月例会
弦楽器セクションのみの練習です。いつでもご都合のよい日時にご参加いただけます。どなたでもお気軽にどうぞ。
各日程、濃い色のボタンが募集中です。ご参加くださるかたは、ボタンからリンク先のGoogleフォームで参加登録をお願いします。
12/28は、管弦楽編成です。
練習会場は 第1・第2音楽室です。
ワークショップ「弦祭」創設に際して
高山健児
「弦祭」とは、奏者のアンサンブルのセンスを高め、手応えある合奏を作る経験を重ねるために、新しい練習方法を取り入れた、月に一度の例会です。
このイベントには団員というものがなく、毎回、全員が自由参加です。演奏会に向けた楽団の練習では、多くのプログラムをこなすために徹底した成果まで追求できないことが多いですが、この弦祭では、1つか2つの楽章だけを毎回掘り下げ、個々の奏者の合わせるテクニックや聴き合うポイント、楽器ごとの癖の修正などまで、楽曲の和声や構成が頭に入ってしまうほどまでにアンサンブルに迫る練習をしています。
演奏会が目的なのではなく、この、個々のセンスが研ぎ澄まされていく練習が目的です。
仕上げに毎回レコーディングを行いますが、これは、その日の成果を確かめるためだけではありません。レコーディングは一回一回が本番と同じです。それを擬似的に繰り返すことにより、いい緊張感と、互いを聴き合い、一体となった感覚を守り合うセンスが飛躍的に高まります。
また、曲の一部分ずつを、レコーディングに向けて整備していく練習を繰り返すことは、プロの奏者が丁寧にソロを完成させていく方法にも通じ、驚くほど短時間で合奏の完成度が高まります。
このような練習方法を、毎回、地道に繰り返し、書かれた音符が豊かな音楽に織り上げられていく実感を、全員で楽しんでいます。
もちろん、プロ、アマチュア問わず、ご参加いただけます。
レコーディングに向けたリハーサルという方法が、個々の奏者のセンスに、また、合奏の精度に、音楽の密度に、どのような影響を与えるか、ぜひご体験ください。
高山健児
プロフィール
読売日本交響楽団コントラバス奏者。
都立富士高校でオーケストラに出会い、コントラバスを始める。
早稲田大学卒業後、録音技師として勤務する中で演奏家を志し、桐朋学園大学へ進学。同大学および研究科修了。
在学中より全国のプロオーケストラに出演、数々の名指揮者のもとで研鑽を積む。
1998年読売日本交響楽団入団。以降ほぼ毎年リサイタルを開催、ソリストとして、また室内楽奏者としても多くのステージに出演している。
小山市民文化センタープロジェクト、日本交響楽団音楽監督権指揮者を2019年まで務めた後、首席客演指揮者に就任。2017年にはベートーヴェン「第九」、スメタナ「我が祖国」全曲を指揮、丁寧な分析による演奏が高く評価された。
これまで数多くのオーケストラの指揮台に登場。現役オーケストラ奏者の視点に軸を置く指揮者として、アンサンブルのセンスを重視し、作曲家の意図に深くアプローチした演奏へとつなげていく手腕は極めて高く認められている。
コントラバス奏者としては、弦楽器製作者宗像吾朗氏とともに、新しい発想により進化したコントラバスの研究、製作を推進しており、世界中の制作者から注目を集めている。
メールでの問合せはこちらへ
stringfes@gmail.com
サラサーテ
2022年10月号で
弦祭が紹介されました!
「弦祭」(げんまつり)は、弦楽器奏者のための斬新なワークショップとして2013年11月に活動をスタートしました。指導者として、現役プロオーケストラ奏者であり長年アマチュア奏者指導にも携わって来られた高山健児氏を迎え、短い作品や楽章を練習してその場で通し録音を行うことによりアンサンブル技能とセンスの向上を目指す試みを続けています。東京都調布市を活動拠点として月例会を開催。半年に一度の拡大レコーディングセッションではディレクターによるサウンドチェックを交えつつ、一日かけて楽曲をリハーサルから収録まで一気に行います。
録音技術を活用したアンサンブル技能の向上
短い作品や楽章を練習してその場で通し録音を行うことで、アンサンブルの技能とセンスの向上を⽬指します。月例会の参加者には後日録音データが共有されます。
いつでも誰でも参加出来るようにメンバーシップ制度をとらず⼀回完結型での開催。予定の合うときに自由にご参加いただけます。団員・エキストラの区別はありません。参加メンバーの年齢層は中学生からシニアの方まで幅広く、楽器のキャリアも様々です。様々なバックグラウンドを持つアマチュア奏者同士の交流の場としてもご参加ください。
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